伝えたい事   港剣友会

剣の道しるべ Vol.1

『武士の魂』

image_michisirube_1.jpg剣道では、竹刀を刀として扱い、杖にしたり、またいだりなどしないようその扱い方を厳しく指導します。理由は、刀を持っているから武士である。ということです。板前さんは包丁が、プロ野球は、バットやグローブが、学生は、本やノートが魂です。皆さんの魂は、何ですか?それに感謝し大切にすることを伝えています。

剣の道しるべ Vol.2

『袴の折り目』

image_michisirube_2.jpg袴には、5本の折り目があります。それは、武士道五徳(仁義礼智信)を表現し、陰陽説での、向かって右が陽で奇数(3本)、左が陰で偶数(2本)を表現しています。(神社では向かって右が陽の東になります)後ろの1本の折り目は、二心のない誠の道を表現しています。袴も色々ありますが、剣道の袴では、こういうことを伝えています。

剣の道しるべ Vol.3

『正面を打つということ』

image_michisirube_3.jpgしっかり攻めて相手の真正面を打つ。ということを基本としています。時には失敗したり、叱られたり「逃げたい」「苦手やなぁ」って思う人や場面があります。しかしそういう時こそしっかり向かって、しっかり話したり謝ったりする。ということです。面打ちと同じで、相手にとっては、真正面からのしっかり打たれた面は受けるしかないのです。反撃も応じ技もできません(反論できない)。面を打つということはそういうことです。

剣の道しるべ Vol.4

『防具(剣道具)の置き方』

image_michisirube_4.jpg整列の際、小手を右前に置き、小手頭を右にしてその上に面を置きます。手拭いは、畳んで面の中に置くか、広げて面にかけます。竹刀は、左側で鍔を膝頭の位置に、弦を内側又は、下側にして置きます。剣道では、防具の置き方がキッチリ決まっています。武士は、何時いかなる時でも、すぐ戦闘態勢に入れるようにしていました。自衛隊や消防隊等でも服や履物、道具の置き方が決まっていて真っ暗闇でも出動できるようにしているそうです。机の上、引出の中、服の置場所などいつでもすぐに行動に移せるように整理整頓しておくことを伝えています。

剣の道しるべ Vol.5

『四季を通じて』

image_michisirube_5.jpg剣道は、基本的に年中同じ服装です。(最近夏用ジャージ風稽古着がありますが)暑いときには暑い稽古を、寒いときは寒い稽古をします。そういうことで我慢・忍耐という心の修練ができます。それを乗り越えた時、秋のそよ風や春の温もりを感じ、その達成感や自信が体験できるのです。ですから剣道着は年中同じなのです。


剣の道しるべ Vol.6

『ひもを結う』

image_michisirube_6.jpg剣道着・防具はすべてひもで装着します。マジックテープやホックは使いません。日本人は、古くから農業、漁業で暮らしている民族で、その中で「結び」文化が発達してきました。剣道では、色々な結び方を覚えます。そこに日本の結びの文化を伝えています。


剣の道しるべ Vol.7

『服装・装備を正す』

image_michisirube_7.jpg面ひもの余りは40㎝以下、小手ひもは短く、胴ひもは胸当の中に入れる等々、事故防止や身だしなみの観点から、それらが乱れると試合や稽古中にも中断し修正させます。また、高段の昇段審査では、それらはもちろん襟足、袴裾、各ひものねじれ等も厳しく審査されます。服装・装備を正し事故も防ぎ、相手に無礼のないようにすることを伝えています。

剣の道しるべ Vol.8

『昇段・昇級』

image_michisirube_8.jpg審査では、あの子が受かったのに・・ということがよくあります。そもそも「段・級」というものは、他人と比べるものではなく、自分がどの段階に居るかということを自覚するためのものです。他人がどうこう言う前に自分がその段(級)にふさわしい技量であるか、ないかを冷静に自覚することが大切です。
自分では、よくできたと思っても落ちることもしばしば。自分ではよかったではなく、他人(審査員)が観てどうか、という客観的な判断が大切です。何事も自分が・・ではなく、他の人の目が評価であることを伝えています。

剣の道しるべ Vol.9

『段位』

image_michisirube_9.jpg他の武道のように、段位を表示することは、剣道ではありません。段位は自分がどの段階にいるか自覚するためだけのものなのです。他人に誇示せず、技量はもちろん振る舞い所作で、にじみ出るものであります。段位をしっかり自覚しそれに恥じない行いをすることの大切さを伝えています。



剣の道しるべ Vol.10

『礼に始まり礼に終わる』

image_michisirube_10.jpgとりわけ剣道ではよく言われますが、正式には「礼に始まり、礼をもって行い、礼に終わる」です。剣道は相手がいないと稽古できません。稽古や試合の始まり、終わりはもちろんのこと、その最中も相手を敬い感謝をもって、失礼なく、また卑怯なこともせず行うということです。



剣の道しるべ Vol.11

『構え』

img_michirirube_11.jpg構えには、気構え・身構え・体構えがあります。この3つの構えが不十分だと戦えません。
気(心)構え・・・その気になるということ。
身構え・・・準備、装備。
体構え・・・中段とか上段に構えること。どうやって戦うか手段・方法。
勉強や遊び等剣道以外でも、この3つの構えを意識して行いましょう。

剣の道しるべ Vol.12

『正々堂々』

img_michirirube_12.jpgよくこの言葉を耳にしますが、正確には「正々の旗、堂々の陣」といいます。一丸となった旗印の元規律正しく攻める隊列であって、また基本を重視し団結力のある守り固い軍隊という意味で、攻守共に備えることが大切です。個人競技である剣道ですが、攻めと守りを意識して稽古しましょう。

剣の道しるべ Vol.13

『発声』

img_michishirube_13.jpg日常生活で、大声を出すことはあまり無いと思いますが、剣道の様に声を出すことがルールになっている競技は、非常にマレだと思います。剣道にとっての発声は、非常に重要であって集中力が上がり、力強く勢いのある打突が生まれ、また勇気が増し相手を威圧する効果があります。さらに、腹式呼吸を使うので、大胸筋や腹筋を鍛え、肺活量や新陳代謝が上がりダイエット効果もあります。また明るく前向きな気持ちになり行動的にもなります。

剣の道しるべ Vol.14

『稽古と練習』

img_michishirube_14.jpg稽古とは、師匠や先生の下、古いことがらを習いし、考え工夫し実践しながら身につけるということです。
そのために工夫研究を繰り返し行うことを練習といいます。よって稽古とは、古きを学び練習によって自分のものにすることです。

剣の道しるべ Vol.15

『あきらめることをあきらめる』

img_michishirube_15.jpgお坊さんは辛く厳しい修行をなぜするのか。剣道でも厳しい稽古を繰り返しします。もちろん技術向上が目的ですが、その辛いことから逃げることをあきらめ、目の前のことを真面目に一つひとつやろうという気持ちを習得するのが目的です。勉強仕事辛いこと嫌なことが沢山ありますが、不平不満を言ってもやらなければいけないのであれば、やめたい、あきらめたいと云うこと自体をあきらめ、腹をくくってその事に向かうことが大切です。

剣の道しるべ Vol.16

『名札』

img_michishirube_16.jpg剣道のように、名前を表示しなければならないルールがある競技は珍しいと思います。剣道では、所属団体も明記し、名前は名字です。武将が、勝負を挑む際、名乗りを挙げることと同じです。自分の師匠や仲間に恥じない正々堂々とした戦いを宣言します。そして名字は、自分の両親や家族を表していることになります。
皆それぞれ一人ではなく、周りの人たちのお蔭で、自分があるんだということを伝えています。

剣の道しるべ Vol.17

『道場』

img_michishirube_17.jpg仏教でお坊さんが、修行をするところを道場と呼んでいます。古来日本人は、場は神聖なるものと考えています。その「場」で、稽古、勉強、工夫、研究し自分を磨き、高めていく所であります。職場や学校なども同様、いつも整理整頓清潔を心がけましょう。

剣の道しるべ Vol.18

『正面に礼』

img_michishirube_18.jpg稽古は、相手と自分だけですので、疲れないよう適当に出来るものです。しかし先生・先輩に見られているといい加減には出来ず、自然に気合が入ります。本来道場の正面には、神棚がありますが、いつも神様が上から見ているんだと云うつもりで、さぼらず稽古をするように心がけます。また適当に稽古しているのは自分はわかっています。サボりたい自分に負けず、しっかりやらなければという自分が正面に居ることでしょう。そう云う誓いをもって正面に礼をしましょう。

剣の道しるべ Vol.19

『打って反省打たれて感謝』

img_michishirube_19.jpg打った後、タイミングや動作は良かったのか常に反省、研究することが大切です。何事もやりっ放し(打ちっ放し)にならないようにしましょう。また、打たれるということは、自分の未熟なところを相手が教えてくれたということです。それに感謝し次は打たれないように稽古することが大切です。何事でも叱られたり注意されたりすることも同じです。素直に聞き入れ正していきましょう

剣の道しるべ Vol.20

『残心』

img_michishirube_20.jpgコップの水を勢いよく流した後、コップにしずくが残るように、心残さず思い切り打ちこんだ後、残った心を残心と言います。相手の反撃に備えたり、もし一本にならなかったらさらに打突出来るように、次の動作へ備えます。打ちっ放しやりっ放しにならないよう確認することが大切です。

剣の道しるべ Vol.21

『正座と黙想、そして静座』

image_michisirube_4.jpg稽古の前後に、全員が並んで正座し、「正座(姿勢を正して)、黙想!」や「静座!」と声をかけます。静座は、「無念無想」の境地を求め、儒教の「静座法」を取り入れているためと考えられます。
静座法というのは、静かに正座して、呼吸を調整し、腹式呼吸で下腹部を緊張させ、横隔膜の活動をよくし、無念無想で心身の健康をはかる方法です。
黙想:黙って考えにふけること。  静座:心をしずめてすわること。

剣の道しるべ Vol.22

『上座下座』

image_michisirube_7.jpg一般的に正面向かって右側を上座、左側を下座とする習慣があります。これは古代中国の「天子南面す」という考え方によります。王子様の御席は南側を向いて据えられ、左手(向かって右側)は、日が昇る東となるため上座とされ、その反対側となる西は下座になります。表彰式などで、目上の人から証書を頂く時も、下座側の左手→右手と差し出すのが礼儀になります。京都も御所から見て西が右京区、東が左京区であるのもこのような理由からでしょう。

剣の道しるべ Vol.23

『蹲踞』

img_michishirube_23.jpg一度の稽古で数十回行いますが、正確な蹲踞は、かなりの筋力が必要です。慣れるまで実に不安定で平衡感覚が必要になります。この種の筋力・感覚を養うことも貴重だと考えます。元々屋外で、神仏を拝む際の片膝を着くなどの礼法であり、相撲でも行われています。そこに中段の構えが加わったことで、戦闘態勢に入る一種の構えに発展しました。礼節ある戦いを行う心構えです。

剣の道しるべ Vol.24

『一眼二足三胆四力』

img_michishirube_19.jpg剣道の稽古において重要とされる要素を順に示したものです。「眼」一番大事なことは相手の思考動作を見破る洞察力です。「足」むかしから見学の心得に「技を見ないで足を見よ」と云われますが、足の使い方は剣道では重要です。「胆」胆力であり度胸です。ものに動ぜぬ胆力と決断力であり不動の心。「力」力は体力でなくて技術であり、技のことです。

剣の道しるべ Vol.25

『守破離』

img_michishirube_20.jpg「守」とは、師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、それをしっかりと身につけることをいう。「破」とは、師に教えられしっかり身につけたことを自らの特性に合うように修行し、自らの境地を見つけることをいう。「離」とは、それらの段階を通過し、何物にもとらわれない境地をいいます。

剣の道しるべ Vol.26

『心身一如』

img_michishirube_15.jpg身体と心は二つに分けられず、一つであるということ。気持ちは動きに出ます。心弱ければ、おびえた動きになります。また心強ければ堂々と打ち込めます。謙虚で礼儀正しい心を持てば、無意識に言葉や動作にも出ます。

剣の道しるべ Vol.27

『武士道五徳 -仁義礼智信-』

img_michishirube_16.jpg元々儒教の教えであり武士道の根本となっています。
仁・・思いやりや優しさ
義・・欲にとらわれず、正しい行いをすること
礼・・礼儀や敬意
智・・知識や経験をもつこと
信・・誠実であること

剣の道しるべ Vol.28

『ガッツポーズ』

img_michishirube_28.jpg剣道の試合規則第24条に「打突後、必要以上の余勢や有効を誇示した場合」は一本を取った後でも取り消しになることが決められています。勝ち負け問わず、自分と命を懸け立会いに挑んだ相手を尊重し敬意を払い、勝者となることを有難く受け止めることを教えています。勝って浮かれるのでなく、勝って兜の緒をしめることを伝えています。

剣の道しるべ Vol.29

『表彰台』

img_michishirube_29.jpg剣道では、世界大会や全日本大会でも、表彰台はありません。皆同じ高さの床に立ち、表彰されます。また、金銀銅のメダルもありません。試合が終われば、あまり勝負にこだわらないためであり、試し合いであり、稽古のひとつであることを意味します。試合前に選手たちが敵味方なく合同稽古するのも剣道らしいところです。


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段位審査申込書
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