剣の道しるべ Vol.16

『名札』

剣道のように、名前を表示しなければならないルールがある競技は珍しいと思います。剣道では、所属団体も明記し、名前は名字です。武将が、勝負を挑む際、名乗りを挙げることと同じです。自分の師匠や仲間に恥じない正々堂々とした戦いを宣言します。そして名字は、自分の両親や家族を表していることになります。
皆それぞれ一人ではなく、周りの人たちのお蔭で、自分があるんだということを伝えています。