剣の道しるべVol.36

『大きな声を出す』

剣道は(大きく)発声することが一本の条件です。発声が条件である競技は少ないと思いますが、全剣連「剣道指導要領」では「掛け声とは、心に油断がなく、気力が充実した状態が、自然に声となって外にあらわれたもの」としています。気力が充実すれば、自然と気力のある掛け声が出るということです。また掛け声は、集中力を高める、恐怖心を無くす、相手を威圧する、打突の強度を高める、そして肺活量や腹筋の増強、ストレス解消効果もあります。日常で大声を出すことは殆ど無いと思いますので目一杯声を出しましょう。