剣の道しるべvol.40

『引き立て稽古』

今から引き立て稽古やります!とは言いません。指導者が元立ちになって、地稽古の中で下位者の修錬の度合いなどによって立ち回りを考えるという性格の稽古法です。下位者の気力が充実し姿勢が整ったところで打突の好機を与え、十分な打突であれば指導は打たれてあげることで、下位者の取って良い発見、経験になります。しかし下位者が「どうせ打たせてくれる」というように感じると攻めが弱くなったり稽古の緊張感が薄れるので指導者も真剣に立ち会うことが重要です。下位者の少し上の技能で相対することが大切です。下位者を圧倒することなく、指導するときは下位者のレベルより少し上を狙うことが大切です。